【ニュース・アメリカ】NAS、科学が重要な要因となる問題に対して証拠に基づく意思決定を促進する一般参加イニシアティブ「LabX」を立ち上げ

 
米国科学アカデミー(National Academy of Sciences:NAS)は2018年2月14日、コミュニティとの関連性が強く、科学が重要な要因となる問題に対し、証拠に基づく意思決定を促進する一般参加イニシアティブ「ラボエックス(LabX)」を立ち上げることを発表した。
 
NAS会長のマルシア・マクナット氏(Marcia McNutt)は、LabXに関し、科学と科学フィクションの境界の識別が困難になりつつある中、回復力を促進し、安全性・安全保障を向上させ、望ましいアウトカムを達成するためにコミュニティが意思決定をするにあたり、市民が科学を応用して参加するプログラムと説明している。LabXプログラムは、オンラインプラットフォームと、ワシントンDCを含む全米各地で行われる対面グループ活動を組み合わせた参加が可能で、キックオフイベントが、ミュージアムハック(Museum Hack)及び米国科学アカデミー文化プログラム(Cultural Programs of the National Academy of Sciences)と合同で3月7日に開催される予定である。
 
また、LabXプログラムは、2004年に開設されて2017年11月に閉鎖されたNASのコッシュランド科学博物館(Koshland Science Museum)による取り組みを基盤としたもので、コミュニティにおける問題解決を目的とした科学利用のために人々を刺激し、特に年若い成人による関与に重点を置くという、同博物館のミッションを踏襲するものとなる。
 
なお、LabXキックオフイベントの詳細は、「Night Lab」で閲覧可能。
 

2018年2月14日
 
National Academy of Sciences:NAS Announces the Launch of the LabX Public Engagement Program
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
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