【ニュース・アメリカ】CGS、米国大学院生は財務事情に関してストレスを感じているとする調査結果発表

米大学院協議会(Council of Graduate Schools:CGS)は2016年11月17日、財務サービス団体のTIAAと共同で2012年から2015年の3年間に亘って実施した、米国大学生及び大学院生を対象とした財務教育強化を目的とするイニシアティブの結果報告書「財務教育~大学生・大学院生のための影響力の強いプログラム開発~(Financial Education: Developing High Impact Programs for Graduate and Undergraduate Students)」を発表した。本イニシアティブの下で、CGSは、財務教育・情報・機能に関する学生のニーズに対処する革新的且つ魅力的なプログラムを開発するために、アーカンソー州立大学(Arkansas State University)などを含む大学15校に助成を付与し、さらには、費用を自己負担する大学19校が同イニシアティブに参加した。また、CGSは、現在及び将来の大学院生を対象として、財務関連問題に関する意識を高めるためのインタラクティブなウェブサイト「グラッドセンス(GradSense)」を立ち上げている。本報告書では、同イニシアティブの中で大学院生約1万3,000人を対象とした調査の中で判明した、大学院生の主要な財務事情について、以下のように紹介している。

  • 修士課程在籍学生の60%と博士課程在籍学生の55%は、財務事情に関してストレスを感じている。
  • 修士課程在籍学生の38%と博士課程在籍学生の36%は、月々の収支バランスを取ることに不安を感じている。

なお、本報告書は、以下よりダウンロード可能。
Council of Graduate Schools:Financial Education: Developing High Impact Programs for Graduate and Undergraduate Students[PDF:2.89MB]

 

Council of Graduate Schools:Majority of Graduate Students Stress About Finances, Seek Information on Long-term Financial Security

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
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