【ニュース・アメリカ】ACHA、大学向けに新型コロナウイルス感染症対策指針を発表

 
米国大学保健協会(ACHA)は、2021年春学期開始を前に、大学向け新型コロナウイルス感染症対策指針「高等教育機関2021年春学期開講に
向けた検討事項
」を発表した。

 
本指針は、大学に対し、学生及び教職員を対象に新型コロナウイルス感染症検査を週2回の頻度で実施し、検査結果を24~48時間以内に通知すべきとして
いる。但し、問題となるのは検査の頻度とコストで、一部大学ではコスト負担が困難な可能性があるとした。

 
ACHAは、疾病予防管理センター(CDC)が発表する大学向け指針には一貫性がないと批判しており、2020年12月後半に発表された最新のCDC
指針に関しても、感染した学生の大半は無症状であることを指摘し、大規模な検査、濃厚接触者の追跡、隔離手順の確立だけでなく、マスク着用
義務付け、6フィート以上の物理的距離の維持、手洗いの励行などを含む複数層に亘る感染縮小戦略を導入すべきとした。

 
また、米国大学約30校が導入する下水を利用したウイルス検出手段に関しては、感染者の有無は判明するものの、感染者数の特定や感染者追跡には
不向きで限界がある
としている。なお、コスト面での問題はありながら、フロリダ大学南カリフォルニア大学ノースカロライナ大学システム
などを含む一部の大規模大学は、春学期に検査を強化する方針を明らかにしている。
 

本指針は、こちら からダウンロード可能。

 

1月4日


Higher ED Dive: College health association recommends twice-weekly coronavirus testing


地域 北米
アメリカ
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