【ニュース・アメリカ】ACEとストラダ教育ネットワーク、学習と労働機会を調整して大学を支援する2年半のイニシアティブ「学習者成功ラボ」を立ち上げ(9月26日)

米国教育審議会(American Council on Education:ACE)と非営利機関のストラダ教育ネットワーク(Strada Education Network)は9月26日、学生の成功を支援するために、学習と労働機会を調整して大学を支援する2年半のイニシアティブ「学習者成功ラボ(Learner Success Lab)」の立ち上げを発表した。

 
本イニシアティブの下で、ストラダ教育ネットワークは、ACEに助成150万ドルを付与し、ACEは、学生が今日の労働力としての需要を満たすための支援を目的とした、有効な方針・実践の戦略化及び実行のための機会を高等教育機関に提供する「学習者成功ラボ」に関し、その研究・開発・パイロットプログラム実施を行うことになる。

 
また、本イニシアティブの一環である学生中心のソリューション開発に向けて、ACEは、キャリア及び生活体験に対する教育の価値・関連性・評判・質に関する個人の見解を理解するために、ストラダが所有する米国人約34万人分の教育消費者調査データベースを活用する。

 
「学習者成功ラボ」の立ち上げ後、大学管理者・教員で構成されるチームが、所属大学において、高等教育学習及び学術資格と就職準備のためのスキルとを統合するための方針・実践戦略の開発を目的とした、12カ月間の戦略計画過程に参加することになる。

 
さらに、ACEは、本イニシアティブの一環として、「単位移行に関する米国タスクフォース(National Task Force on the Transfer of Credit)」を招集し、過去の学習や能力ベースの教育、及び、兵役で所得できる単位に関する研究を、単位移行の成功例及び、学生及び大学にとって有益な単位の付与及び移行の改善に関する提案と組み合わせて、総合的な検証を行うことになる。なお、本タスクフォースによる取り組みは、チャールズ・コーク財団(Charles Koch Foundation)からの助成を受給して行われる。
 
American Council on Education: ACE, Strada Launch Innovative Learner Success Initiative

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
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大学・研究機関の基本的役割 教育