米国教育審議会(ACE)は8月2日、報告書「少数派アイデンティティの学生の健康」を発表した。本報告書は、歴史的に社会の隅に追いやられた人種・民族・ジェンダー・性的指向アイデンティティを持つ学生は、そうでない学生と比較して、主観的健康意識が顕著に低いことを指摘している。また、米国大学保健協会(ACHA)の「健全な精神研究」や「ウェイクフォレスト健康評価」などといった総合的精神衛生評価を健康状態のベースラインを把握するために使用できるとした。
さらに、学生の健康に対応する大学の取り組みの指針として使用可能な、①スティーブ基金とジェド財団が作成した「精神衛生枠組みにおける公平性」、②オカナガン・チャーター、という2つの枠組みに関して事例と概要を提供し、大学が健康プログラム・方針・実践において有効であるためには、様々な異なる要因を考慮して策定することが必要としている。
なお、本報告書は、こちら からダウンロード可能。
2021年8月2日
American Council on Education: New Report Helps Leaders Address Mental Health, Well-being of Students with Minoritized Identities
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
人材育成 | 学生の多様性 |
統計、データ | 統計・データ |