米国教育審議会(American Council on Education:ACE)は11月4日、コミュニティカレッジによる職業教育に関する報告書「今日のコミュニティカレッジにおける労働力準備(Preparing the Workforce in Today’s Community Colleges)」を発表した。
本報告書は、コミュニティカレッジにおける職業教育を、①単位取得に基づく職業・技術教育(career and technical education:CTE)、②単位取得を含まないコミュニティカレッジ教育、の2つの主要機能に分けて概説している。
また、これら2つの主要システムに加え、コミュニティカレッジが提供する職業教育に関連する
- 研修生制度(Apprenticeship)
- 応用科学準学士号(Associate of applied science:AAS)取得
- 過去の学習に対する単位
に関する最近の動きも検証している。さらに、コミュニティカレッジの労働者育成ミッションを強化するための戦略として以下の4つを紹介している。
- CTE受講学生への公平な機会の提供。
- AAS取得学生の4年制大学編入に向けた道の構築。
- 研修生制度を通した産業界との繋がりの発展。
- 過去の学習や単位取得対象外活動に単位を認めるなど、組織文化の検討。
なお、本報告書は、こちらからダウンロード可能。
American Council on Education: Community Colleges Work to Enhance Future Workforce