米国教育審議会(American Council on Education:ACE)は3月23日、紙媒体などで発行される資格・認証をデジタル化して提供するクレドリー(Credly)社と提携し、非伝統的学生がこれまでに取得・修了した、職業関連の資格、研修生制度(apprenticeship)、専門的訓練・試験などを雇用主に提示したり、大学の公式成績証明書を安全に送付したりできるようにするプログラム「クレジット(CREDIT)」を立ち上げたことを明らかにした。
これは、ルミナ財団(Lumina Foundation)からの助成を受給して行われる取り組みで、大学以外での教育を通して得られた能力に関し、大学教員の専門家が、匹敵する大学単位数を提案したり、当該能力の認証を行ったりする。
CREDITプログラムに参加する組織は、クレドリー社のサービスを使用する雇用主、訓練機関、資格認定プログラム、人材開発イニシアティブなどに加わり、個人の学習経験を就職に役立てる支援を行うことになる。同プログラムを利用する学習者は、これまでの成果をオンラインで簡単に共有することができると共に、職場において実証してきた知識・スキルの価値を理解することができる。
また、同プログラム参加組織が立ち上げるクレドリー社の「アクレイム(Acclaim)」プラットフォームを使用して、進学を希望する大学への出願手続きの一環として、成績証明書を送付することも可能である。
3月23日
American Council on Education: ACE Launches New Digital Transcript Through Credly