【ニュース・アメリカ】AAUPなど4機関、学生メディア団体に対する大学当局からの脅威の現状をまとめた報告書を発表

米国大学教授協会(American Association of University Professors:AAUP)、大学メディア協会(College Media Association)、米国検閲反対連合(National Coalition Against Censorship:NCAC)、及び、学生新聞条例センター(Student Press Law Center)の代表者は2016年12月1日、大学内で学生が発行する新聞に対する大学当局による検閲・脅迫などといった脅威の現状をまとめた報告書「学生メディアの独立性に対する脅威(Threats to the Independence of Student Media)」を発表した。本報告書は、学生新聞条例センターが収集した学生メディア団体に対する大学当局からの圧力に関する事例報告と、大学メディア協会による調査結果をまとめたものである。同報告書は、学生レポーターが論争の的となる話題を掲載した後で学生メディア団体のアドバイザーを務める教員が解雇された事例7件を提示している。それ以外にも、学生新聞のための予算削減や会議・文書へのアクセス阻止などといった形で大学当局からの圧力がかけられることもあるとしている。同報告書は、学生新聞に対する更なる保護の必要性を主張している。

 

American Association of University Professors:Threats to the Independence of Student Media

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
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