米国州立大学協会（American Association of State Colleges and Universities：AASCU）は、報告書「2019年高等教育州政策問題トップ10（Top 10 Higher Education State Policy Issues for 2019）」を発表した。
本報告書は、
- ①連邦政策、
- ②経済、
- ③州予算・大学の手の届きやすさ、
- ④人口構成の変動、
- ⑤経済・人材開発、
- ⑥大学無料化、
- ⑦税制改革法（Tax Cuts and Jobs Act：TCJA）施行、
- ⑧移民、
- ⑨大学構内における性的暴行、
- ⑩政治的分極化、
の10項目を高等教育州政策における問題として挙げている。
この中で、最も基本的問題とされているのが州予算で、AASCUは、州立大学に大きな影響を及ぼす可能性のある、
- 予算上限の復活、
- 経済不安の増加、
- 政府の行き詰まり状態、
の3点を最優先課題としている。
さらに、大学の手の届きやすさも注目されており、州政府が提供する学資援助プログラムへの需要が高くなるとしている。上記以外では、授業料の高騰、食料不安、ホームレス学生、大学キャンパスにおける安全、セキュリティ、就職の見通しなどが問題として挙げられている。
なお、本報告書は、『Top 10 Higher Education State Policy Issues for 2019』[PDF：217.63KB]からダウンロード可能。
2019年2月4日
Higher Education Today：AASCU Releases Top 10 Higher Education State Policy Issues for 2019
