米国大学登録・入学審査担当者協会(AACRAO)と 全米大学実務者協会(NACUBO)は、大学による管理手続き上の保留措置及び学生の成功に関連する保留措置の行使に関する共同声明を4月6日に発表した。これは、例えば、大学に対する授業料・手数料などの未払い分がある学生に対して成績証明書発行を一時保留するといった措置で、学生による適切な手続き完了を促すことなどを目的としている。
但し、様々な手段を用いても学生との連絡が取れない事例もあることから、AACRAO と NACUBO は、学生に悪影響を及ぼすことなく問題を解決するために、各大学が、具体的指針に基づいて、異なる種類の保留措置行使を行うべきと主張している。AACRAO と NACUBO が提案する保留措置に関する主な全般的指針は以下の通り。
- 保留措置の行使は、望ましい結果が得られることが実証済みの分野に限定。
- 保留措置を管理するプロセスの維持。
- 保留措置の行使に関する定期的監督・見直し。
- 保留措置に関して、学生とのコミュニケーションを、タイムリー且つ明確で適切な形で複数手段を用いて実施。
- 保留措置の行使及び学生への影響に関し、学生間での公平性を定期的に検証。
なお、本共同声明は、こちら から閲覧可能。
4月13日
NASFAA: AACRAO and NACUBO Outline Guidelines for Types of Administrative Holds
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
行政機関、組織の運営 | 政策・経営・行動計画・評価 |
大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |