【ニュース・アメリカ】AAC&UとAAUP、一般教養教育の価値を擁護

2018年5月31日、米国カレッジ・大学協会(Association of American Colleges&Universities:AAC&U)と米国大学教授協会(American Association of University Professors:AAUP)は、一般教養教育の価値を擁護する共同声明を発表した。

 

米国では、一般教養の一部である人文科学専攻学生は、大学卒業後に優良キャリアに就くことができないとの考えが強く、また、一般教養専攻課程を縮小・廃止する大学も増加おり、このような傾向を受けて発表されたものである。同声明は、高等教育機関に対して、単なる職業訓練だけではなく、学生の生涯学習能力の強化を図るべきと提言している。また、声明の中では特定の大学の名前が出されることはなかったが、就職につながるプログラムを重視するために、英語・歴史学・政治科学・社会学などを含む一般教養13課程の廃止計画を発表した、ウィスコンシン大学スティーブンスポイント校(University of Wisconsin-Stevens Point)の例は非常に有名である。

 

本声明は、以下より閲覧可能。
Association of American Colleges&Universities:Joint Statement on the Value of Liberal Education by AAC&U and AAUP

 

2018年6月1日

 

Inside Higher ED:In Defense of the Liberal Arts

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事
大学・研究機関の基本的役割 教育