【ニュース・アメリカ】AAAS、フェローによる科学的不正行為・深刻な倫理違反などが証明された場合は終身資格はく奪を可能とする新方針を10月15日から施行

 

米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science:AAAS)の運営組織であるAAAS評議会(AAAS Council)は、9月15日に開催された特別会議において、AAASフェローに選出された研究者による科学的不正行為や専門家としての深刻な倫理違反などが証明された場合、終身資格のはく奪を可能とする方針を制定するための投票を行い、これを可決した。

 

新方針は、2018年10月15日から施行され、AAAS会員には通知が送付された。AAASは、米国科学財団(National Science Foundation:NSF)を含む研究助成機関や他の専門学会などと協力し、科学コミュニティにおける性的嫌がらせに関連する方針の最新化に取り組んできた。AAASは、行動規範においてハラスメント行為を禁じており、明確な報告手順も定めている。また、今後数カ月以内に、科学コミュニティでの会議を招集し、ハラスメント問題への科学界としての対応を協議する予定である。

 

なお、AAAS会員に送付された新方針に関する通知は以下よりダウンロード可能。

https://mcmprodaaas.s3.amazonaws.com/s3fs-public/AAAS%20Statement%20on%20Elected%20Fellow%20Revocation%20Policy.pdf?K3uYCa6BMdmcHgSOrlWKLoPOrXsqWJ9M

 

2018年9月15日

 

American Association for the Advancement of Science:AAAS Approves Policy to Revoke Elected Fellows for Misconduct or Ethics Breach

地域 北米
アメリカ
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