【ニュース・アメリカ】2021年春学期に対面講義を再開し、大学寮における学生受け入れを拡大する米国大学が増加

 
増加する新型コロナウイルス感染件数のうち、32万1,000件以上の感染に大学が関与しているとニューヨークタイムズ紙が報じているが、1月に
開始される2021年春学期には、多数の大学が大学寮での学生受け入れ及びオンキャンパスでの対面講義開講を計画している。

 
この中には、2020年秋学期は安全に配慮して完全オンライン講義としていた大学も含まれる。例えば、クラークアトランタ大学では、大学1年生・4年生・
編入生のみを対象にキャンパスで開講する他、スぺルマン大学では、大学寮に学生350人が一人部屋で滞在することを許可し、大学キャンパス
に通う学生数を定員の30%に制限するとしている。

 
また、アメリカン大学は、対面講義数を2020年秋学期の2倍とし、ジョージタウン大学は、全講義オンラインを継続するものの、大学寮に滞在する
学生数を2020年秋学期の500人から1,000人に倍増させるという。一方、ポモナ大学は、2021年春学期開始時は全講義がオンラインであるものの、
対面講義再開を地元政府当局に要請しており、許可され次第対面講義へと移行するとしている。

 
これに対し、フロリダ大学は、パンデミック前と同レベルで対面講義を開講する計画で、同大学教員約200人は、この計画に反対する公開書簡に
署名している。

 
なお、ニューヨークタイムズ紙の報道は こちら(1) から、フロリダ大学教員による公開書簡は こちら(2) から、それぞれ閲覧可能。

 
12月10日


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アメリカ
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