高等教育関連技術研究・分析・コンサル企業の タンベリニ・グループ 社は3月28日、報告書「2022年財務管理・人材管理システムに関する米国高等教育市場占有率・傾向・リーダー」を発表した。本報告書は、米国高等教育機関4,300校のデータに基づいて作成されたもので、高等教育機関における現在の技術戦略及び将来の計画に関する見識を提供している。主な結果は以下の通り。

• 2021年に財務管理システム技術を導入した高等教育機関数は、2020年度と比較して63％増。また、人材管理システム技術を導入した高等教育機関数は同67％増。

 

• 高等教育財務管理・人材管理システムを提供する主要企業は7社存在し、そのうち、全体で最も多く利用されている企業は ワークデイ 社で、エルーシャン 社がこれに次ぐ。

 

• 財務管理・人材管理システムを導入する公立大学は、過去2年間の56％から2021年には59％に増加。一方、私立大学では、過去2年間の44％から41％に減少。

 

• 規模別にみると、財務管理・人材管理システムの利用が2020年から2021年に増加したのは中規模大学（学生数5,000～1万9,999人）のみで、2020年から9ポイント増の31％。また、学生数5,000人未満の小規模大学では2020年の73％から65％に低下。一方、学生数2万人以上の大規模大学では、同1ポイント減の4％。

 
3月28日

Tambellini Group：　Tambellini Market Trends Report Shows Remarkable Growth in Higher Education Cloud Investments