【ニュース・アメリカ】2020-21学年度、新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響もあり、多様な仮想国際交流プログラムが展開

 
米国政府から資金を受給してアスペン研究所が運営管理する、オンラインを介した仮想空間での国際交流「スティーブンス・イニシアティブ」は、「2021年仮想交流分野調査報告書」を発表した。同イニシアティブディレクター補佐のヘンリー・シェパード氏は、本報告書から、仮想交流分野には多様なプログラムの種類があり、協力プロジェクトや対話に若者が関与する手段は様々であることがわかるとコメントしている。

 
本調査に回答した仮想交流プログラム提供機関233組織のうち、56%は高等教育機関で、27%の非政府組織がこれに続いた。これら233組織のうち、2020-21学年度に仮想交流プログラムを提供した機関は214組織で、そのうちの177組織が合計3,073のプログラムに関し、参加者22万4,168人のデータを提供した。主な結果は以下の通り。

  • 参加者の大半は大学生で、高校生、大学院生がこれに続く。最も一般的なプログラム領域は、国際対話・平和構築、科学・技術・工学・数学、国際情勢など。
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  • プログラムは、リアルタイム交流と非リアルタイム交流を組み合わせたものが主流で、調査結果からは、特にどちらが好まれるといった傾向はみられず。
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  • 回答者の75%は米国拠点の組織で、約63%のプログラムは英語のみで実施。英語と第2言語で行われたプログラムは約20%で、英語以外の言語のみで行われたプログラムは全体の4%。
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  • 2020-21学年度は、新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響でプログラム数が急増。

なお、本報告書は、こちら からダウンロード可能。

 
11月17日


Inside Higher ED: The State of Virtual International Exchange


地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
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