カレッジボードは10月26日、報告書「大学学費設定と学資援助の傾向」を発表した。これによると、2020-2021学年度の前学年度からの平均学費
公表額増加率は、新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響により非常に低く、公立4年制大学州内在住者学費は1.1%増、同2年制大学では1.9%
増、非営利私立4年制大学では2.1%増であった。公立・非営利私立4年制大学とも、それぞれ1.1%と2.1%という増加率は、過去30年間で最低という。
主な結果は以下の通り。
- 公立4年制大学フルタイム州内在住者平均授業料は、2019-20学年度の1万440ドルから2020-2021学年度は1万560ドルに増加。
州ごとに見た平均授業料は5,790ドル~1万7,510ドルで、州により格差。また、同2年制大学の平均授業料は、2019-20学年度の3,700ドルから2020-2021学年度は3,770ドルに微増。州ごとに見た平均授業料は1,430ドル~8,600ドル。一方、非営利私立4年制大学の平均授業料は、2019-20学年度は3万6,880ドル、2020-2021学年度は3万7,650ドル。 - 2018-19学年度には、公立2年制大学学生の71%、公立4年制大学学生の74%、非営利私立大学学生の87%が、連邦・州政府や大学などから
返済不要な奨学金を受給。また、公立2年制大学の新入フルタイム学生は、2009-2010学年度以降、学費をほぼ全額賄える程度の返済不要
奨学金を受給する一方、滞在費・食費平均8,860ドル、教科書・教材代平均5,700ドルは自己負担。
なお、本報告書は、こちらからダウンロード可能。
10月26日
College Board: Report:Historically Low Increases in Average Published Tuition Prices Amid the Pandemic
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
学生の経済的支援 | 学費 |