【ニュース・アメリカ】2020-2021学年度の留学生による米国経済への貢献、前学年度から27%減の284億ドル

 
NAFSA 国際教育者協会は11月15日、2020-2021学年度に米国経済が留学生から受けた利益に関する新たなデータを発表した。これによると、合計約100万人の留学生は、2020-2021学年度に米国経済に総額284億ドル貢献したが、前学年度からは約27%減(103億ドル減)で、単年での減少額では過去最大となった。

 
留学生による米国経済への貢献が低下したのは2年連続で、NAFSA が留学生及びその家族による米国経済への貢献に関する調査を20年以上前に開始して以来2回目である。NAFSA は、103億ドルの減少分のうち、91%に相当する94億ドルは新型コロナウイルス感染症パンデミックによるものと推測している。その他の主な結果は以下の通り。

  • 留学生の財務的貢献が支える雇用総数(30万6,308件)は、前年から26.4%(10万9,688件)減少。
  • 米国コミュニティカレッジでは、留学生の財務的貢献は15億ドル(前年比36%減)で、それが支える雇用数は7,850件(同37.4%減)。
  • 留学生による経済活動への貢献が最大であったのはカリフォルニア州。以下、ニューヨーク州、マサチューセッツ州、ペンシルバニア州、テキサス州が続く。
  • 留学生による財務的貢献が10億ドルを超えた州は7州で、前年の9州から減少。

なお、本データ詳細は、こちら からダウンロード可能。

 
11月15日


NAFSA: Association of International Educators: 
New NAFSA Data Show Largest Ever Drop in International Student Economic Contributions to the U.S.


地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
統計、データ 統計・データ