【ニュース・アメリカ】2020年QS世界大学ランキング、上位3位を米国大学が独占するも、ランキングが向上した米国大学は全体の16%のみ

 
英国教育企業のQS(Quacquarelli Symonds)社は2019年6月18日、第16版となる2020年QS世界大学ランキング(QS World University Rankings)を発表した。
 
第1位にはマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)が選ばれ、スタンフォード大学(Stanford University、カリフォルニア州)とハーバード大学(Harvard University、マサチューセッツ州)がこれに続いた。また、上位20位にランクされた大学のうち、10校が米国大学であったが、ランキングが向上した米国大学は全体の16%のみで、QS社アナリストらは、米国大学の成績は過去最低としている。
 
その他の主な結果は以下の通り。

  • 英国大学では、ケンブリッジ大学(University of Cambridge、英国)が過去最低の7位にであった一方、オックスフォード大学(University of Oxford、英国)は4位に浮上。
  • 英国及び米国大学に在籍する留学生の割合は継続して低下。
  • スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)は過去最高の6位で、ケンブリッジ大学を上回る。
  • アジアトップの大学は、シンガポール国立大学(National University of Singapore)と南洋理工大学(Nanyang Technological University、シンガポール)で同率11位。
  • オーストラリアの大学35校のうち、24校がランキング向上。
  • 上位200校にランクされた中国の大学は19校で、2016年の12校から増加。
  • 米国・英国・オーストラリア・カナダの大学302校のうち、216校で教員1人に対する学生の割合が悪化。
  • 中南米トップ大学は、5年連続でブエノスアイレス大学(Universidad de Buenos Aires、アルゼンチン、74位)。
  • 中東の大学2校が初めて上位200位までにランクイン。
  • 日本トップは東京大学で、北京大学(中国)と同率22位。また、京都大学(33位)、東京工科大学(同率58位)、大阪大学(71位)、東北大学(82位)も上位100位までにランクイン。

 
なお、本ランキングは、「QS World University Rankings 2020」で閲覧可能。

 

2019年6月18日
 
PR Newswire:QS World University Rankings 2020: MIT Top, US Universities Hit Historic Low

 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
統計、データ 統計・データ
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