【ニュース・アメリカ】2020年秋学期開始後、対面式講座をオンライン講座に切り替える大学相次ぐ

 
ノートルダム大学は、2020年秋学期の講座を8月10日にキャンパスで開始した。しかし、8月3日以降に合計927件の新型コロナウイルス感染症
検査を実施した結果、147件が陽性と診断されたため、学生約1万2,000人が受講する対面式講座を8月18日に一時停止し、2週間はオンライン講座
とすることを決定した。学生は、大学構内の学生寮に滞在したままで、大学側は秋学期の計画と感染状況について再検討することになる。

 
 同大学キャンパスの共用スペースは閉鎖され、大学寮の使用は寮生に限定されて、それ以外の学生に対しては、2週間はキャンパス
に入構しないよう指示が出された。また、8月18日にミシガン州立大学、は、2020年秋学期に大学構内の学生寮に入寮予定であった学生に対し、
対面式で開講予定であった講座をオンライン講座に変更するため、自宅に留まるよう指示した。

 
 ミシガン州立大学では、8月27日~31日に学生が大学寮に入寮し、対面式講座とオンライン講座が9月2日から開講される予定であったが、
大学院や研究イニシアティブなど一部のプログラムを除く大半のプログラムは、全てオンライン講座に変更された。さらに、ノースカロライナ大学
チャペルヒル校
では、同感染症検査の結果、陽性と診断されたケースが135件発生したことから、秋学期の対面式講座開始から9日後の8月17日に、
対面式講座を全てオンライン講座に切り替えている。

 
 しかし、2020年秋学期に対面式講座を開講予定の大学の大半は、計画通りに対面式講座を開講する見通しで、学生・教職員の陽性件数が
少なくとも108件あったイーストカロライナ大学や学生99人を含む162人が陽性と診断されたアパラチアン州立大学も、対面式講座を開講する
予定である。
 
8月19日
 


Inside Higher ED: Michigan State, Notre Dame Back Off From Fall Reopening Plans
 
Inside Higher ED: Pressure Mounts on In-Person Holdouts

地域 北米
アメリカ
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