【ニュース・アメリカ】2019年春学期の米国大学在籍者数、前年同期比1.7%減

 
米国学生情報研究センター(National Student Clearinghouse Research Center)は2019年5月30日、2019年春学期の大学在籍状況に関するデータ「現学期の在籍状況:2019年春学期(Current Term Enrollment – Spring 2019)」を発表した。
 
これによると、在籍者数は前年同期比1.7%減で、大学種類別で見ると、4年制営利大学19.7%減、2年制公立大学3.4%減、4年制公立大学0.9%減、4年制非営利私立大学3.2%増であった。但し、非営利私立大学における在籍者数の増加は、グランドキャニオン大学(Grand Canyon University、アリゾナ州)が、2018年に営利大学から非営利大学に転換されたことも一因と分析されている。
 
その他の主な結果は以下の通り。

  • 課程別で見ると、準学士課程在籍者数は2.4%減、学士課程1.7%減であるのに対し、大学院・専門学位取得課程在籍者数は2%増。但し、4年制営利大学に限定すると、大学院・専門学位取得課程在籍者数は24.6%減。
  • フルタイム学生数は前年度比1%減で、パートタイム学生数は同2.7%減。
  • 年齢別で見ると、18歳未満は1.6%増、18~24歳は2.4%減、25歳以上は0.8%減。但し、4年制営利大学に限定すると、18歳未満は0.9%減、18~24歳は19.1%減、25歳以上は19.8%減。一方、4年制非営利私立大学では、25歳以上のグループが5.9%増。
  • 性別で見ると、男子学生数が2.8%減であるのに対し、女子学生数は0.8%減。但し、4年制営利大学に限定すると、男子学生数が18.6%減であるのに対し、女子学生数は20.2%減。
  • 専攻別で見ると、個人的・調理サービスが16.7%減、一般教養・人文科学が7.1%減、機械・修理技術が6%減であるのに対し、科学技術6.4%増、運輸・物資輸送6.2%増、コンピュータ情報科学・サポートサービス5.4%増。

 
2019年5月30日
 
National Student Clearinghouse Research Center:Current Term Enrollment – Spring 2019

 

地域 北米
アメリカ
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