【ニュース・アメリカ】2019年の米国学生ビザ保有留学生は152万人で前年比1.7%減

 
移民税関捜査局は8月28日、2019年に学生・交換訪問者プログラムの下で学生・交換訪問者情報システムに登録された非移民学生、交換訪問者、
及び、その扶養家族に関する報告書「数字で見るSEVIS ~非移民学生の傾向に関する年次報告書~」を発表した。これによると、2019年のF-1
またはM-1ビザ保有留学生数は152万人で、前年比1.7%減であった。一方、J-1ビザ保有交換訪問者数は53万2,711人で、前年比1.7%増と
なっている。また、SEVP認可を受けて留学生を受け入れた学校は8,649校で、そのうちの65%は、在籍留学生数が年間1~50人であった。
 
その他の主な結果は以下の通り。

  • 2019年に留学生が1万5,000人以上在籍した大学は、ニューヨーク大学コロンビア大学ノースイースタン大学南カリフォルニア
    大学
    、及び、イリノイ大学の5校。
  • 留学生全体の86%は、高等教育機関で学位取得を目指す学生。前年比増加率が最大であったのは博士課程在籍学生で5.2%増。
    一方、減少率が最大であったのは準学士課程在籍学生で8.1%減。
  • 2019年に学士課程及び修士課程に在籍したF-1ビザ保有留学生は合計101万人。
  • 2017年~2019年における米国留学生数上位3か国は、中国・インド・韓国。但し、2019年の留学生数は3カ国とも前年から減少
    (中国4,235人減、インド2,069人減、韓国4,796人減)。
  • 2019年にオプショナルプラクティカルトレーニングを通して就労許可証を取得した留学生は14万137人。このうち、EADを取得して
    雇用に至ったSTEM分野専攻留学生は7万2,168人。
  • 2019年に留学生受入数最大の州はカリフォルニア州(29万4,657人)で、留学生全体の19.3%が同州内の学校に在籍。
    以下、ニューヨーク州(17万4,737人)、マサチューセッツ州(10万2,695人)が続く。

 
なお、本報告書は、こちらからダウンロード可能。
 
8月28日
 


U.S. Immigration and Customs Enforcement: ICE releases report on nonimmigrant students in US

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 学生の多様性