米国医科大学協会(Association of American Medical Colleges:AAMC)は、米国医科大学の2019年出願者及び入学者に関するデータ「2019年の事実:出願者・入学者データ(2019 FACTS: Applicants and Matriculants Data)」を発表した。
これによると、2019年に米国医科大学に在籍する学生の50.5%は女子学生で、2017年の49.5%、2015年の46.9%から継続して増加し、初めて過半数となった。また、人種・民族の多様性も拡大されていることが明らかになった。主な結果は以下の通り。
- ヒスパニック・ラテン系と自己申告した出願者数は5,858人で、前年比5.1%増。また、入学者数は2,466人で、同6.3%増。
- 黒人・アフリカ系出願者数は5,193人で、前年比0.6%増。また、入学者数は1,916人で、同3.2%増。
- 米国先住民・アラスカ先住民出願者数は586人で、前年比4.8%増。また、入学者数は230人で、同5.5%増。
- 医科大学出願者総数は5万3,371人で、前年比1.1%増。また、入学者総数は2万1,869人で、同1.1%増。
- 2019年に医科大学に出願・入学した男子学生数は、いずれも減少。
- 2019年に医科大学に入学した学生の学士課程での成績平均点は3.78点で、2018年の3.72点から向上。また、入学した学生が2019年の1年間で記録したコミュニティサービス時間は合計1,400万時間以上で、2018年の1,250万時間を上回る。
なお、本報告書は、こちらからダウンロード可能。
Association of American Medical Colleges: More women than men are enrolled in medical school