【ニュース・アメリカ】2018年6月のスパコンランキング「TOP500」で、オークリッジ国立研究所の「サミット」が第1位に

2018年6月25日、「トップ500(TOP500)」プロジェクトは、ドイツ・フランクフルトにおいて最新のスパコンランキングを発表した。

 

第51回目となる本ランキングでは、エネルギー省(Department of Energy:DOE)傘下のオークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory:ORNL、テネシー州)に設置されたIBM社製のスパコン「サミット(Summit)」が第1位となった。

 

「サミット」は、高パフォーマンスリンパック(High Performance Linpack:HPL)におけるコンピュータ速度が122.3ペタフロップで、4,356個あるノードには、それぞれに、2基の22コアパワー9CPUと、6基のNVIDIAテスラV100GPUが装備されている。米国のスパコンが本ランキング第1位となるのは、2012年11月以来である。

 

第2位には、中国の国家並列計算機工学技術研究センター(National Research Center of Parallel Computer Engineering&Technology)が開発し、国立スーパーコンピューターセンター(National Supercomputing Center)に設置されている「神威・太湖之光(Sunway TaihuLight)」が、第3位には、エネルギー省のローレンス・リバモア国立研究所(Lawrence Livermore National Laboratory:LLNL、カリフォルニア州)に設置されたIBM社製の「シエラ(Sierra)」が、それぞれランクインした。「神威・太湖之光」の速度は93ペタフロップで、2016年6月にTOP500の第1位となったが、今回のランキングで2位に順位を下げた。一方、「シエラ」の速度は71.6ペタフロップである。

 

なお、2018年6月のTOP500リストは、以下より閲覧可能。
TOP500:TOP500 List-June 2018

 

TOP500:US Regains TOP500 Crown with Summit Supercomputer, Sierra Grabs Number Three Spot

地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
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統計、データ 統計・データ