【ニュース・アメリカ】2018年第1四半期の学資ローン負債総額、2017年第4四半期から2.1%増の1兆4,100億ドル

 
ニューヨーク連邦準備銀行(Federal Reserve Bank of New York)ミクロ経済データセンター(Center for Microeconomic Data)は2018年5月17日、同銀行の消費者信用委員会(Consumer Credit Panel)が提供するデータに基づいて作成した、家庭における負債の傾向を提供する「家計負債・信用に関する四半期報告書(Quarterly Report on Household Debt and Credit)」を発表し、このなかで、2018年第1四半期の家計負債総額は、2017年第4四半期から630億ドル増(0.5%増)の13兆2,100億ドルであることを明らかにした。
 
家計負債総額は、2018年第1四半期まで15四半期連続で増加しており、以前にピークであった2008年第3四半期の12兆6,800億ドルを5,360億ドル上回った。家計負債で最も大きな割合を占めるのは住宅ローン負債で、2017年第4四半期から570億ドル増の8兆9,400万ドルとなった。
 
また、住宅ローン負債以外では、学資ローン負債が顕著に増加し、2017年第4四半期の1兆3,800億ドルから1兆4,100億ドルに2.1%増となった。さらに、学資ローンの累積債務の10.7%は、2018年第1四半期終了時点で90日以上の返済滞納もしくは不履行であることが明らかにされた。
 
なお、本報告書は、「QUARTERLY REPORT ON HOUSEHOLD DEBT AND CREDIT」(PDF:2.84MB)からダウンロード可能。

 
2018年5月17日
 
Federal Reserve Bank of New York:Total Household Debt Rises for 15th Straight Quarter, Led by Mortgages, Student Loans
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
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