【ニュース・アメリカ】2017年版「ネイチャー・インデックス」、上位50位にランクされる研究機関のうち38組織は米国研究機関

世界トップクラスの研究成果を国・機関別にプロファイリングするデータベースの「ネイチャー・インデックス(Nature Index)」の2017年版が8月9日に発表された。

 

「ネイチャー・インデックス」は、他機関による特許申請において引用される研究発表の貢献度に基づいて、大学・研究機関200組織のランキングを提示するものである。ランキングは、「ネイチャー・インデックス」のパートナーであるオーストラリアのレンズ社(Lens)の計量基準に基づき、当該研究機関に所属する研究者による引用研究論文数に関する情報と、各論文に対する個々の執筆者による相対的貢献度を組み合わせて決定される。

 

これによると、新しい発明の刺激となる世界の研究機関上位3位は、スクリプス研究所(The Scripps Research Institute、カリフォルニア州)、ロックフェラー大学(The Rockefeller University、ニューヨーク州)、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)であることが明らかにされた。

 

2017年版のリストで上位50位にランクインした研究機関のうち、米国研究機関は38組織で、上位3位にランクインした米国研究機関に続き、マサチューセッツ大学医学部(University of Massachusetts Medical School)が4位、テキサス大学サウスウエスタン医療センター(The University of Texas Southwestern Medical Center)が5位に選出された。米国以外の研究機関の最高位は、6位に選出されたイスラエルのワイズマン科学研究所(Weizmann Institute of Science)であった。なお、日本の研究機関では、大阪大学の31位が最高位で、以下、理化学研究所の39位、京都大学の53位、九州大学の63位、東京工業大学の76位、慶応大学の85位、東京大学の95位、北海道大学の116位、名古屋大学の122位、東北大学の139位が続き、合計10組織が上位200位にランクインした。

 

上位200位にランクインした研究機関のリストは、以下より閲覧可能。
nature Index:Top 200 institutions by Lens score
 

2017年8月9日

 

TheScientist:Nature Index Identifies Top Contributors to Innovation

地域 北米
アメリカ
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