米国科学財団（National Science Foundation：NSF）傘下の米国科学工学統計センター（National Center for Science and Engineering Statistics：NCSES）は1月8日、報告書「2017年の米国研究開発費は前年比320億ドル増の5,480億ドル：2018年予測はさらに増加して5,800億ドル（U.S. R&D Increased by $32 Billion in 2017, to $548 billion; Estimate for 2018 Indicates a Further Rise to $580 billion）」を発表した。

 
 これによると、2017年に米国で行われた研究開発活動費は5,479億ドル、2018年の予測は5,800億ドルで、2015年の4,937億ドル、2010年の4,066億ドルから大幅に増加した。主な結果は以下の通り。

• 2010年～2017年の間の研究開発費総額は、年間平均202億ドルずつ増加。但し、2018年は、2017年から320億ドル増となる見込み。
• 米国における研究開発費が国内総生産（GDP）に占める割合は、2017年は2.81％で、2018年には2.82％となる見込み。
• 2017年の研究開発費の内訳は、ビジネスセクタによる活動が全体の73％に相当する4,001億ドル。高等教育セクタは、全体の13％に相当する713億ドル。連邦政府機関は、全体の10％に相当する526億ドルで、これには連邦助成受給研究開発センター（federally funded research and development center：FFRDC）42センターによる研究開発費203億ドル（全体の4％）が含まれる。州政府機関は、全体の約0.1％に相当する6億4,100万ドル。その他の非営利機関は、全体の4％に相当する233億ドル。

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U.S. R&D Increased by $32 Billion in 2017, to $548 billion; Estimate for 2018 Indicates a Further Rise to $580 billion

 
1月8日