【ニュース・アメリカ】2017年に大学構内での喫煙を禁止する大学は少なくとも2,082校で、2012年から倍増

2018年6月22日、疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)は米国大学における大学構内での喫煙方針に関する調査報告書「大学における禁煙方針~米国及び米国領土、2017年~(Smoke-Free and Tobacco-Free Policies in Colleges and Universities-United States and Territories, 2017)」を発表した。

 

本報告書は、米国非喫煙者権利財団(American Nonsmokers’ Rights Foundation:ANRF)の「大学構内喫煙方針データベース(College Campus Tobacco Policy Database)」からのデータを活用したもので、これによると、2017年11月時点で、米国大学の少なくとも2,082校は大学構内での喫煙を禁止しており、2012年調査時の約774校の2倍以上となった。また、特にたばこの喫煙を禁止する大学は1,743校(83.7%)、電子たばこの使用を禁止する大学は1,658校(79.6%)、水たばこを禁止する大学は854校(41.0%)となっている。

その他の主な結果は以下の通り。

  • 大学構内での喫煙を禁止する公立大学は1,616校で、そのうち、特にたばこの喫煙を禁止する大学は1,375校(85.1%)、電子たばこの使用を禁止する大学は1,373校(85.0%)、水たばこを禁止する大学は692校(42.8%)。
  • 大学構内での喫煙を禁止する私立大学は448校で、そのうち、特にたばこの喫煙を禁止する大学は350校(78.1%)、電子たばこの使用を禁止する大学は282校(63.2%)、水たばこを禁止する大学は159校(35.5%)。
  • 大学構内での喫煙を禁止するコミュニティカレッジは1,209校で、そのうち、特にたばこの喫煙を禁止する大学は1,066校(88.2%)、電子たばこの使用を禁止する大学は1,018校(84.2%)、水たばこを禁止する大学は459校(38.0%)。
  • 大学構内での喫煙を禁止する歴史的黒人大学(historically black colleges and universities:HBCU)は58校で、そのうち、特にたばこの喫煙を禁止する大学は42校(72.4%)、電子たばこの使用を禁止する大学は37校(63.8%)、水たばこを禁止する大学は28校(48.3%)。

 

Centers for Disease Control and Prevention:Smoke-Free and Tobacco-Free Policies in Colleges and Universities-United States and Territories, 2017

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
その他 その他
統計、データ 統計・データ