【ニュース・アメリカ】2015年の人文科学分野における学士号付与数、前年から5%減で減少傾向が継続

米国芸術科学アカデミー(American Academy of Arts&Sciences)は2017年6月5日、人文科学指標(Humanities Indicators)プロジェクトの一環として、人文科学分野における学士号取得状況に関して教育省の統合高等教育データシステム(Integrated Postsecondary Education Data System)のデータを分析した報告書「人文科学分野における学士号(Bachelor’s Degrees in the Humanities)」を発表した。

 

これによると、2015年に付与された人文科学分野での学士号の数は21万2,512件で、前年比5%減である他、2012年と比較すると10%減であることが明らかにされた。中でも、英語及び歴史学専攻の学士号取得者数の減少が最も大きく、いずれも2015年の学士号付与数は前年比10%減で、2012年からは16%減となった。
一方、コミュニティカレッジにおいては、人文科学分野における準学士号取得者数が1987年以降は年間平均4.3%増と増加傾向にあり、準学士号付与数全体の中で人文科学系分野の準学士号が占める割合は、1987年の25.7%から2015年には41.8%に増加していることが明らかにされた。これに対して、同じ期間に職業・専門分野における準学士号付与数が全体に占める割合は、55.9%から33.2%に減少している。

 

なお、本分析結果は、以下より閲覧可能。
Humanities Indicators:Bachelor’s Degrees in the Humanities (※ データ更新により、現在こちらのサイトにはアクセス不可)

 

Inside Higher ED:Humanities Majors Drop

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
統計、データ 統計・データ