【ニュース・アメリカ】2015年に学士号を取得した大学卒業者、全体の約82%が6カ月以内に就職・進学先決定

米国大学・雇用者協会(National Association of Colleges and Employers:NACE)は6月8日、2015年に学士号を取得した大学卒業者の進路状況をまとめた報告書『2015年大学卒業者進路調査(Class of 2015 First-Destination Survey)』を発表した。

 

これによると、これらの大学卒業者の58.4%はフルタイムの仕事に就職、17.7%は大学院または専門学校に進学、そして、6%はパートタイムの仕事に就職しており、全体の約82%が卒業後6カ月以内に就職・進学したことが明らかになった。また、2015年大学卒業者が卒業後6カ月以内に就職・進学した学生の割合は2014年卒業者を上回り、パートタイムの仕事に就職した卒業者の割合は前年卒業者よりも低いことが明らかにされた。

 

それ以外の主要な調査結果は以下の通り。

 

・地域別では、ニューイングランド(New England)地域及び平原(Plains)地域における全般的な就職率がそれぞれ68.5%、67.8%と高い一方、南西部(Southwest)地域及び極西部(Far West)地域がそれぞれ50.2%と46.8%と低い傾向。
・専攻分野別では、コンピュータ科学専攻の卒業者のフルタイムの仕事の就職率が76%で最高。
・社会科学・英語・歴史学専攻の2015年卒業者のフルタイムの仕事の就職率は、前年卒業者よりも向上。

 

National Association of Colleges and Employers:A Majority of the Class of 2015 Are Employed or in Grad School Within Six Months of Graduation, Outpacing 2014

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
人材育成 学生の就職