【ニュース・アメリカ】2014-15学年度の大学学費支払手段、2010年以降初めて両親の収入・貯金が奨学金を上回る

学資ローン提供企業のサリーメイ社(Sallie Mae)と市場調査会社のイプソス社(Ipsos)は、大学生の学費支払手段に関する調査報告書「2015年米国大学生学費支払手段調査(How America Pays for College 2015)」を発表した。これによると、両親の収入・貯金(32%)が最も多く、2010年以降初めて奨学金(30%)を上回った。それ以外は、学生によるローン利用(16%)、学生の収入・貯金(11%)、両親のローン利用(6%)、親戚・友人からの援助(5%)などとなった。主要な調査結果は以下の通り。

・2014-15学年度に学生の家族が1年間に学費として支払った平均額は2万4,164ドルで、前学年度比16%増。

・経済的要因が大学学費の支払い能力に影響することを懸念する家族や、コストが理由で大学進学を断念させる家族はいずれも減少。

・同学年度に大学学費支払のために学資ローンを利用しなかった家族は全体の62%。

・学生全体の74%が学費の一部を負担するために就労し、主な業種は飲食業もしくは小売業で、平均就労時間は週22時間。

なお、本調査の主要な結果は「URL1」から閲覧可能。

URL1: https://www.salliemae.com/plan-for-college/how-america-pays-for-college/?dtd_cell=SMPLCADCOTDORSOTOTHOTHRR01000
URL2: http://news.salliemae.com/press-release/research/parent-out-pocket-spending-no-1-source-college-funding-according-how-america-

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
統計、データ 統計・データ