【ニュース・アメリカ】2014年に米国大学院に合格した留学生数、4年連続で前年比9%増

米大学院協議会(Council of Graduate Schools:CGS)は2014年8月21日、米国大学院への留学生の入学調査の一環である報告書「2014年CGS大学院留学生入学調査第2フェーズ結果 ~最終入学願書及び合格通知~(Findings from the 2014 CGS International Graduate Admissions Survey Phase II:Final Applications and Initial Offers of Admission)」(URL1)を発表した。同報告書によると、2014年に米国大学院に合格した留学生総数は、4年連続で前年比9%増であったという。出身国別では、インドが前年比25%増で、米国大学院で学ぶ留学生総数の増加傾向において需要な役割を果たしている。一方、国別留学生総数では最多で、全体の37%を占める中国からの留学生に対する入学許可数は前年からほぼ横ばいで、2006年以来継続していた増加がストップした。また、増加率が最大であったのはブラジルで、前年比98%増であったものの、留学生合格者総数では全体の約1%に留まっている。その他では、中東、カナダ、アフリカ、欧州からの留学生に対する入学許可数がそれぞれ9%増、4%増、3%増、2%増であった反面、韓国、台湾、及びメキシコからの留学生に対してはそれぞれ9%減、6%減、及び1%減となった。さらには、専攻分野別では全領域において増加がみられるが、特に物理科学・地球科学(13%)及び工学(11%)分野の合格者数の増加が顕著であった。最後に、留学先地域別では、主要4地域全てで増加がみられるが、中西部の増加率が12%と最大で、以下、西部(9%)、南部(9%)、北東部(8%)と続いている。

URL1: http://www.cgsnet.org/ckfinder/userfiles/files/Intl_II_2014_report_final.pdf
URL2: https://www.cgsnet.org/offers-admissions-prospective-international-graduate-students-rise-9-2014

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 入試・学生募集
統計、データ 統計・データ