【ニュース・アメリカ】高等教育団体24組織、学生1人当たりのペルグラント受給最高額の倍増を提唱する「ダブルペル同盟」を立ち上げ

 
高等教育団体24組織は、低所得層学生向け連邦奨学金「ペルグラント」の学生1人当たりの受給最高額を現行の約2倍となる1万3,000ドルとすることを提唱する「ダブルペル同盟」を立ち上げ、「ダブルペル」キャンペーンを全米で開始した。連邦議会では、上下院歳出委員会が2022年度歳出法案のマークアップに着手しており、下院版歳出法案では、ペルグラント1人当たり受給最高額の6,495ドルから6,895ドルへの引き上げを提案しているものの、ダブルペル同盟はそれでは不十分と主張している。

 
本同盟は、上院保健教育労働年金委員会委員長の パティ・マレー 上院議員らが議会に提出した「ペルグラント保護拡大法」案を支持しており、本法案が法制化されると、①2023-2024学年度のペルグラント最高受給額を1人あたり最高9,000ドルとし、以降、毎年1,000ドルずつ増額して2027-2028学年度に最高額を1万3,000ドルに引き上げ、②ペルグラント受給資格者に「若年移民に対する国外強制退去の延期措置(DACA)」対象者を含めるよう拡大、③ペルグラント受給可能期間を現行の合計12学期間から18学期間に延長、などが実現することになる。ダブルペル同盟には、米国教育審議会(American Council on Education:ACE)、米国コミュニティカレッジ協会(AACC)米国州立大学協会(AASCU)などが含まれる。

 

なお、#DoublePell キャンペーンの詳細は、こちら から閲覧可能。

 
7月13日


Forbes: A New Higher Ed Coalition Forms To Push For Doubling Of Pell Grants


地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
学生の経済的支援 学生向け奨学金