【ニュース・アメリカ】高等教育への投資利益率、長期的には非営利私立大学が公立大学を上回る(11月14日)

 
ジョージタウン大学(Georgetown University、ワシントンDC)は11月14日、高等教育が個人にもたらす金銭的利益に関する研究報告書「投資利益率に関する初の試み ~大学4,500校のランキング~(A First Try at ROI: Ranking 4,500 Colleges)」を発表した。これによると、長期的な正味経済利益が得られる大学上位10校は、いずれも4年制大学で、10校中8校は非営利私立大学であった。また、入学から10年後の投資利益率が最も高いのは、修了証・準学士号を付与する2年制大学であるものの、学士号を付与する大学が最終的には2年制大学を上回るという。さらに、公立大学は、入学から10年後の利益率は私立大学を上回るものの、長期的には非営利私立大学が公立大学を上回ることが判明した。主な結果は以下の通り。

  • 入学から10年後の大学卒業者全体の正味現在価値は10万7,000ドルで、40年後は72万3,000ドル。
  • 主に準学士号を付与する大学の短期利益率が最も高く、入学から10年後の経済利益が14万1,000ドル。
  • 入学から40年後の経済利益は、営利大学が55万1,000ドル、非営利私立大学が83万8.000ドル、公立大学が76万5,000ドル。
  • 長期的経済価値が最も低い大学は、神学校、美容学校、芸術大学など。

なお、本報告書は、こちらからダウンロード可能。
 

Georgetown University: 
Private Colleges Provide Higher Financial Returns than Public Colleges 40 Years after Enrollment, New Georgetown University Report Says

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
統計、データ 統計・データ