【ニュース・アメリカ】高校生によるSTEM研究への参加機会提供を促進する「SPHERE」プログラム、より多くの国際パートナーの関与を呼びかけ

 
複数の米国大学は、研究者にネットワーキングの機会を提供すると共に、高校生が実際にSTEM(science, technology, engineering, and mathematics)研究に参加できるプログラムのリストを世界中の生徒及び教員に提供する「SPHERE:早期に研究に関与する高校生のためのSTEMプログラム(SPHERE: STEM Programs for High-Schoolers Engaging in Research Early)」を2017年11月に立ち上げたが、現在、同プログラムに米国外から参加する国際パートナーを探している。
 
「SPHERE」共同創設者のラジャ・グハタクルタ(Raja GuhaThakurta)氏は、「SPHERE」のデータベースには、現在、プログラム19件が登録されているが、これを1年以内に50件とし、数年以内に数百件の登録を目指していることを明らかにした。登録されているプログラムの大半は米国ベースで、米国外では、現時点ではエチオピアベースのプログラム「エントト天文台宇宙科学研究センター(Entoto Observatory Space Science Research Centre)」が登録されているのみという。
 
もう1つの国際プログラムは、カリフォルニア州を拠点する「インドのためのデータ科学(Data Science for India)」で、インドの生徒を対象としたプログラムであるが、「SPHERE」では、①あらゆる背景の生徒を研究に関与させる、②プログラム提供を世界中に拡大する、という2つの目的を達成するために、更なる国際パートナーによる登録を目指している。
 
なお、「SPHERE」プログラムの詳細は、「SPHERE:STEM PROGRAMS FOR HIGH-SCHOOLERS ENGAGING IN RESERCH EARLY」で閲覧可能。
 
2018年1月12日
 
The PIE News:Global network aims at STEM engagement
 

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
レポート 海外センター