【ニュース・アメリカ】過去5年間の全米平均大学授業料増加率、インフレ率を3.87%上回る

 
 フィンテック企業のセルフ社(Self.inc)は、大学授業料や大学寮滞在費などを州別に比較した調査結果「大学教育コストの高騰 ~最も高価な州~(The Rising Cost of University Education – Most Expensive States)」を発表した。

 
 これによると、全米平均の大学授業料は、過去5年間でインフレ率を3.87%上回るペースで増加し、大学寮滞在費も、インフレ率を3%上回るペースで増加している。また、コスト増加率の高い州は、モンタナ州・アラスカ州・メリーランド州などで、全米での過去5年間のコスト増加率は約6.08%であったという。主な結果は以下の通り。

  • モンタナ州では、過去5年間の大学コスト増加率がインフレ率を12.93%上回る。同期間で、授業料増加率はインフレ率を8.6%上回った一方、オンキャンパスの大学寮滞在費はインフレ率を18.16%上回る。
  • アラスカ州では、大学コスト全般、授業料、大学寮滞在費、教材費などの過去5年間の増加率が、インフレ率を9.31%上回る。これは、州政府からの補助金が過去5年間で13.9%減となったことが一因。

 
なお、セルフ社による調査結果をまとめたマップには、こちらからアクセス可能。
 


Yahoo Money: The states where college costs are rising the most
 

12月16日

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
学生の経済的支援 学費
統計、データ 統計・データ