【ニュース・アメリカ】過去に発表した自身の論文の再利用に関する指標を発表

 
デューク大学教授のケーリー・モスコビッツ氏は、論文著者が過去に執筆した自身の論文で使用した文章の再利用に関する研究・指標が全くないことを受け、「文章再利用研究プロジェクト(TRRP)」の下で、編集者及び著者を対象とする指標を作成し、6月25日に発表した。

 
モスコビッツ氏らは、米国科学財団(NSF)から受給した研究助成を活用して、最近発表された技術論文400本を分析し、同じ研究助成を受けた論文から類似した文章が使用される程度を算出するアルゴリズムを構築し、手作業による検証結果と照合検査を行った。その結果、論文1本につき平均3つの文章が再利用されていることが判明したという。この上で同氏らは、学術誌出版社や出版倫理委員会(COPE)などを含む専門家からの助言を受けて、自著論文の再利用に関する指標を作成している。

 

なお、研究者向け指標は こちら から、編集者向け指標は こちら から、それぞれダウンロード可能。

 
6月25日


Science: When is ‘self-plagiarism’ OK? New guidelines offer researchers rules for recycling text


地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
研究支援 研究助成・ファンディング