【ニュース・アメリカ】運輸省、米国の運輸関連課題に対処する研究・教育プログラム促進のために総額3億30万ドルを助成

運輸省(Department of Transportation)のアンソニー・フォックス長官(Anthony Foxx)は2016年12月5日、米国が直面する運輸関連の重要な課題に対処する研究・教育プログラムを促進するために、大学運輸センター(University Transportation Center:UTC)32機関に対し、総額3億30万ドルを助成することを発表した。今回発表された助成には、2016年度予算から拠出される最高7,250万ドルが含まれ、残りの助成は、2017年度~2020年度に1年毎に支給されることになる。運輸省は、UTC助成を「スマートシティ・チャレンジ(Smart City Challenge)」コンペ、「先端運輸・渋滞管理技術展開プログラム(Advanced Transportation and Congestion Management Technologies Deployment Program)」、及び「可動性オンデマンド・サンドボックス(Mobility-on-Demand Sandbox)」などのプログラムと組み合わせることで、革新的な運輸ソリューションを全米に提供するとしている。なお、助成を受給するUTCは、米国陸上輸送修正法(Fixing America’s Surface Transportation Act:FAST Act)が特定する①人と物の可動性向上、②渋滞緩和、③安全性促進、④耐久性向上と運輸インフラの耐用期間延長、⑤環境保護、⑥既存の輸送システム保護、の研究優先事項のいずれかに関する研究を行うことになる。

 

なお、本助成を受給するUTCのリストは、以下より閲覧可能。
Department of Transportation:2016 UTC Grantees

 

Department of Transportation:U.S. Transportation Secretary Foxx Announces $300 Million for University Transportation Center Grants

地域 北米
アメリカ
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