【ニュース・アメリカ】連邦議会下院、気候変動危機特別委員会を正式に立ち上げ

 
連邦議会下院は2019年1月3日、気候変動危機特別委員会(Select Committee on the Climate Crisis)の正式な立ち上げを、賛成234票、反対197票で可決した。
 
本特別委員会は、民主党議員9人と、共和党議員6人で構成される。気候委員会は、10年以上前に設立されたが、2010年の中間選挙で共和党が多数党となったことを機会に廃止されていた。
 
同特別委員会の委員長は、キャシー・キャスター(Kathy Castor)下院議員(フロリダ州選出民主党)が務めるが、いかなる法案に対しても法的措置を取る権限を与えられない他、召喚状を発行したり、証言者の供述調書を作成したりすることもできず、非常に限定された権限となる。
 
同特別委員会メンバーは、今後1~2週間以内に発表される予定で、メンバーは、様々な下院委員会に対する政策提案を2020年3月31日までに報告することになる。なお、エネルギー及び環境小委員会に所属する下院議員は、同特別委員会に付与される権限が限定されていることもあり、積極的な参加意欲はあまり見られない。
 
2019年1月3日
 
Bloomberg:House to Launch Climate Panel, But It Won’t Issue Subpoenas

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