米国政府と英国政府は11月4日、量子情報科学（QIS）技術に関する協力を強化する意向を表明した共同声明を発表した。本共同声明は、共同研究の促進、科学者・エンジニア向け研修機会の強化、及び、量子技術市場の拡大に向けた共通ビジョンを明確にするもので、米国大統領科学顧問で
大統領府科学技術政策局 長官の エリック・ランダー 氏と、英国科学大臣のジョージ・フリーマン氏が署名した。

 
同共同声明により、次世代原子時計及び量子センサーを含む量子技術に向けた計測学研究・基準に重点を置いた、米国標準技術局（NIST）と英国立物理研究所（NPL）との継続的協力が推進されることになる。また、米国科学財団（NSF）と 英国研究・イノベーション機構（UKRI）が QIS 研究協力を拡大する。さらに、以下の３点を目的として、米英両国の業界代表者による会議を今後数カ月以内に開催する予定である。
 

1. より幅広く深い協力に向けた手段の特定、
2. 量子技術市場の開発、
3. ロバスト且つ信頼性ある QIS 技術サプライチェーンの構築、

 
なお、本共同声明は、こちら から閲覧可能。

 
11月4日

The White House：　
The United States and United Kingdom Issue Joint Statement to Enhance Cooperation on Quantum Information Science and Technology