米空軍のヘザー・ウィルソン（Heather Wilson）長官と米国科学財団（National Science Foundation：NSF）のフランス・コルドバ（France Córdova）長官は2018年5月9日、国家安全保障の強化を目的とした科学工学研究協力のために新たなパートナーシップを締結する基本合意書（Letter of Intent）に署名した。
同合意書は、空軍とNSFとの間で、
- 宇宙運用及び地球科学、
- 先進マテリアル科学、
- 情報・データ科学、
- 人材・手続、
の4領域における研究に重点を置いた戦略的パートナーシップを開始させるものとなる。
同パートナーシップは、NSFが支援する基礎研究と、空軍の将来を支援するために必要な技術に存在するギャップを解消するために考案されたもので、共通の関心分野において、基礎研究・応用研究・先進技術開発を含む全てのレベルでの協力を促進することになる。
なお、空軍とNSFは、この日の基本合意書署名に先立ち、人工知能（AI）・データ・マテリアルの収束や、NSFの大学院研究インターンプログラム（Graduate Research Intern Program）からのフェローの配属などといったテーマに関する最初の協議を既に実施している。
本基本合意書は、「Letter of Intent between the Department of the Air Force and the National Science Foundation Concerning a Partnership to Coordinate Mutual Research Interests」（PDF:93KB）からダウンロード可能。
2018年5月9日
National Science Foundation：USAF and NSF announce partnership in science and engineering research
