【ニュース・アメリカ】米国科学財団(NSF)、MIPプログラムの下でペンシルバニア州立大学とコーネル大学に5年間で最高2,500万ドルを助成

米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は2016年3月4日、マテリアル研究開発の大幅な促進を目的としたNSFのマテリアル・イノベーション・プラットフォーム(Materials Innovation Platforms:MIP)プログラムの下で、最初の助成受給研究機関としてペンシルバニア州立大学(Pennsylvania State University)とコーネル大学(Cornell University、ニューヨーク州)を選出したことを明らかにした。これらの大学は、NSFから5年間で最高2,500万ドルの助成を受給し、最先端技術の機器を使用して、新たなバルク及び薄膜の結晶性硬質マテリアル開発のためのプラットフォームとしての役割を果たすことになる。具体的には、ペンシルバニア州立大学は、2次元結晶コンソーシアム(Two-Dimensional Crystal Consortium:2DCC)と呼ばれる新施設を利用して、硫化物・セレン化物・テルル化物などを含む金属カルコゲナイド・マテリアルに関する研究を行うことになる。一方、コーネル大学は、ジョンズホプキンス大学(Johns Hopkins University、メリーランド州)、クラークアトランタ大学(Clark Atlanta University、ジョージア州)、及び、プリンストン大学(Princeton University、ニュージャージー州)と共同で「界面材料の理解・分析・発見促進のためのプラットフォーム(Platform for the Accelerated Realization, Analysis, and Discovery of Interface Materials:PARADIM)」に取り組み、主に、新たな基板上の酸化物及び酸化物ベースの2次元薄膜に重点を置いた研究を行うことになる。

 

National Science Foundation:Accelerating discovery in materials science

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アメリカ
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