米国科学工学医学アカデミーは、新型コロナウイルス感染症パンデミックによる影響を特に大きく受けた女性の就労を支援するために、政策決定者が講じるべき対策についての専門家の意見をまとめた報告書「新型コロナウイルス感染症パンデミックが女性の労働参加に与えた影響に対応する短期戦略」を発表した。本報告書は、女性が被る損害を緩和し、女性の雇用増に向けて必要な短期的対策を含め、政策決定者が検討すべき主要な対策を概説している。本報告書が提案する主な内容は以下の通り。

• パンデミックの影響で失職した女性とその家族に対し、直接的経済支援の提供。
• 伝統的に男性が大多数を占める職業への女性の進出の促進。
• 家族を支援する政策の導入。
• 保育システムへの投資。
• 利用しやすい精神衛生サービスの提供。
• 人材育成及び教育への投資。

なお、本報告書は、こちら から閲覧可能。

 
2021年8月12日

National Academies of Sciences：　Engineering, and Medicine, Direct Financial Support, Access to Male-Dominated Jobs, and Investing in Child Care Can Increase Women’s Participation in Post-COVID Workforce, Says New Expert Consultation