【ニュース・アメリカ】米国科学工学医学アカデミー、新型コロナウイルス対策の影響を長期的に検討するイニシアティブを立ち上げ

 

米国科学工学医学アカデミーは11月10日、新型コロナウイルス感染症パンデミックにあって、重要な社会機能の保護や最悪の結果の回避などを
目的として迅速且つシナリオに基づく分析を提供する「応答・強靭な回復戦略的科学イニシアティブ」を立ち上げた。

 
本イニシアティブは、米国科学アカデミー会長のマルシア・マクナット氏が主導し、現代社会の重要な側面に対する新型コロナウイルス対策の
影響を長期的に検討することを目的としている。

 
また、同イニシアティブを進めるにあたり、政府・産業界・民間団体・学術界などの危機管理専門家で構成される執行委員会メンバーが指名された。
メンバーには、同委員会委員長を務めるIBM社上級取締役相談役のマーティン・セプルベダ氏、元米沿岸警備隊司令官のサド・アレン提督、
ノースカロライナ州ブルークロス・ブルーシールド財団会長のジョン・ランプキン氏、元国土安全保障省長官のジャネット・ナポリタノ氏など
が含まれる。

 
同委員会は、戦略計画策定のため、パンデミックが生態系や気候変動に与える影響等の複数の重点領域を特定している。各領域について、学際的な専門家
で構成される戦略グループが、予想される不確定要素と合わせて可能性の高いシナリオを提示するとともに、介入策案を導出する。各グループの
提案は、公共・民間セクター全体のステークホルダーが国家・州・地域レベルで利用しやすいように、短い文書の形で提供される。

 
なお、本イニシアティブの詳細は、こちら から閲覧可能。

 
11月10日


National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine, : National Academies Launch New COVID-19 Strategic Science Initiative


地域 北米
アメリカ
取組レベル 政府レベルでの取組
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