【ニュース・アメリカ】米国科学工学医学アカデミー、生物学コレクション存続のための戦略的計画・協力・知識共有の重要性を強調

 
米国科学工学医学アカデミーは9月10日、報告書「生物学コレクション ~21世紀のために不可欠な研究・教育の確保~」を発表した。

 
 本報告書は、米国において、博物館、保存センター、研究センター、大学などに所蔵されている標本・生物学的物質・データなどといった
生物学コレクションが危機に瀕していると警告し、科学と社会への貢献を継続するためには、長期に亘る財政的持続可能性、デジタル化、
多様な人材の採用・支援、インフラ改良などが必要と主張している。

 
 本報告を作成した委員会の共同委員長でフロリダ大西洋大学, ハーバーブランチ海洋学研究所研究教授のシャーリー・ポンポニ氏は、戦略的計画
・協力・知識共有が重要であるとのコメントを出している。
 
本報告書において提言されている社会及び科学コミュニティに必要な戦略は以下の通り。

  • 科学及び社会への利益提供
  • 財政的持続可能性の確保
  • 高スキル人材の育成
  • コレクションへのアクセス確保
  • 国家としての戦略策定及び協力

 
なお、本報告書は、こちらから閲覧可能。
 
9月10日
 


National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine:
Critical to Scientific Discovery and Innovation, Biological Collections Need Strategy, Action Center, and Increased Investment

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究