米国科学工学医学アカデミー（National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine）は、新たな公衆衛生ツール及び手段とリスク評価を統合させる最善の手段を検証した報告書「リスクに関連する評価改善を目的とした21世紀の科学の利用（Using 21st Century Science to Improve Risk-Related Evaluations）」を発表した。本報告書は、既に発表された2つの報告書「21世紀の毒性試験　～展望と戦略～（Toxicity Testing in the 21st Century: A Vision and a Strategy）」と「21世紀のエクスポージャー・サイエンス　～展望と戦略～（Exposure Science in the 21st Century: A Vision and a Strategy）」からの結果を基盤としたもので、衛生リスク及び疾病に繋がる多数の要因を評価するために、21世紀の科学を利用するアプローチを提案している。同報告書を作成した委員会は、エクスポージャー・サイエンス、毒物学、及び、疫学における多くの新たなツールの利点を考察しており、これらのツールや新たな手段が潜在能力を最大限に発揮するために、関連分野内での科学者による協力的アプローチを要請している。

なお、本報告書は、以下より閲覧可能。
National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine：USING 21ST SENTURY SCIENCE TO IMPROVE RISK-RELATED EVALUATIONS

National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine：New Report Calls for Use of Emerging Scientific Data to Better Assess Public Health Risks