【ニュース・アメリカ】米国研究大学6校、新型コロナウイルス流行を抑制するために中断された研究再開へのガイドラインを発表

 
 新型コロナウイルス流行を抑制するために中断された研究を再開する時期及び手段を世界中の大学が検討する中、米国研究大学6校が、それぞれの
大学キャンパスにおける研究再開に向けたガイドラインを発表した。

 
 ガイドラインを発表したのは、ジョンズホプキンス大学(Johns Hopkins University、メリーランド州)、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)、スタンフォード大学(Stanford University、カリフォルニア州)、カリフォルニア大学
バークレー校(University of California, Berkeley)、ミシガン大学(University of Michigan)、及び、ワシントン大学(University of Washington)の6校である。

 
 これらの大学は、キャンパスにおける研究活動の80%以上が、感染症流行に伴う大学施設利用制限のために中断されていると推測している。
全般的には、各大学とも、研究再開に向けての検討事項として、当該地域の公衆衛生当局による指針、個人用保護具・消毒剤などの利用可能性、
疾病検査・接触追跡の実施能力、施設・健康安全・安全保障などを支援する当該地域機関の能力などを挙げている。

 
 研究再開計画は、当該地域における新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」感染状況を「大規模」「中規模」「最小限」の3段階に分けて設定
されており、具体策には、症状チェック、建物へのアクセス制御、実験室使用人数制限、物理的距離の確保、清掃の強化、疾病検査・接触追跡
などが含まれる。
 
これらの大学は、疾病及び感染者への接触などの状況に応じて、特定の実験室・階・建物を閉鎖するなど、柔軟に対応する計画としている。
 
なお、これら6大学の研究再開ガイドラインは、こちらからダウンロード可能。
 
5月28日
 


Chemical & Engineering News: US universities release research restart plans

地域 北米
アメリカ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究