米国政府は2016年11月3日、電気自動車（EV）の利用及び充電インフラの展開を促進するための主要な対策を発表した。今回の発表は、気候変動に対応し、クリーンエネルギーへのアクセスを拡大し、石油への依存を縮小するという目標を達成するための、連邦・州政府、地方公共団体、民間セクタによる継続的協力を実証するものとなる。主要な内容は以下の通り。
- 運輸省（Department of Transportation）連邦高速道路局（Federal Highway Administration：FHWA）が、35州とワシントンDCに跨る高速道路の48地域に電気自動車充電設備を設置。
- 州政府・公共事業・自動車製造会社などを含む28組織が、電気自動車充電インフラ展開促進に向けたコミットメントを発表。
- エネルギー省（Department of Energy）が、米国の電気自動車充電インフラ展開における最適なシナリオを評価するために、研究プロジェクト2件を実施。
- 職場において電気自動車充電設備を提供するコミットメントを表明する「職場充電チャレンジ（Workplace Charging Challenge）」（エネルギー省プログラム）に、企業・非営利団体・大学・公共事業など合計38組織が新たに参加。
The White House：Obama Administration Announces New Actions To Accelerate The Deployment of Electrical Vehicles and Charging Infrastructure
