米国政府は2016年11月14日、オバマ政権下で進められてきたクリーンエネルギー経済への世界的移行を継続させるための行動計画を発表した。米国政府は、2010年~2015年の間に、国際クリーンエネルギー融資のために110億ドル超を投資し、無炭素・低炭素エネルギー源への移行を促進している。今回発表された主要な行動計画は以下の通り。
- エルサルバドル及びインドにおける再利用可能エネルギープロジェクトのための海外民間投資公社(Overseas Private Investment Corporation:OPIC)融資のために1億2,500万ドルの投資を約束。
- クリーンエネルギー研究開発促進を目指す「ミッション・イノベーション(Mission Innovation:MI)」加盟国が特定した、炭素除去達成に向けた顕著な役割を果たす可能性のあるクリーンエネルギー領域を強調したイノベーション・チャレンジ7件を発表。
- 発展途上国のクリーンエネルギー企業とのパイプラインを特定するために、米国国国際開発庁(United States Agency for International Development:USAID)と国務省(Department of State)及びエネルギー省(Department of Energy)傘下の国立再利用可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory)との間でのパートナーシップ締結。
- 「パワー・アメリカ・スケーリング・オフグリッド・グランド・チャレンジ(Power Africa Scaling Off Grid Grand Challenge)」の下で家庭用ソーラーファーム8件に400万ドルを提供。
- オフグリッド・エネルギーサービスと効率的適用へのアクセスを提供する市場状況に関する大統領府報告書を発表。
Department of Energy:Obama Administration Announces New Financing For Renewable Energy Projects And Actions To Spur Innovation And Promote Energy Access Globally