米国工学アカデミー（National Academy of Engineering：NAE）会長のダン・モート氏（C.D. (Dan) Mote Jr.）は2018年2月7日、新規会員83人と外国人準会員16人を選出したことを発表した。
 
これにより、NAE会員数は合計2,293人、外国人準会員数は262人となった。NAE会員に選出されるのは、工学文献を含めた工学研究・実務・教育への多大な貢献者及び、新規・新興技術分野のパイオニア、工学分野を大きく進歩させた研究者、工学教育における革新的アプローチを開発・導入した教育者などで、同会員に選出されることは工学研究者にとって最高栄誉の1つである。新たに選出された会員及び外国人準会員は、2018年9月30日にワシントンDCで開催されるNAEの年次総会の中での式典において、正式に入会が認められることになる。
 
今回選出された新規会員83人の中には、コンピュータ・セキュリティの形式的理論に対する貢献が認められた、グーグル社（Google Inc.）首席科学者のマーティン・アバディ氏（Martin Abadi）らが含まれる。なお、今回選出された外国人準会員16人には日本人研究者は含まれていない。
 
2018年2月7日
 
National Academy of Engineering：National Academy of Engineering Elects 83 Members and 16 Foreign Members