【ニュース・アメリカ】米国工学アカデミー、「2021年~2026年戦略計画」の一環としての新規プログラムを発表

 
米国工学アカデミー(NAE)は、間もなく発表予定である「2021年~2026年戦略計画」の一環として、指標テーマとなる「人・システム・文化」に重点を置いた新規プログラムを複数発表した。NAE 会長の ジョン・アンダーソン氏は、これらのプログラムに関し、工学が社会に及ぼす影響力の拡大と、工学による社会貢献に対する国民の認識拡大の必要性を反映するものとコメントしている。具体的プログラムは以下の通り。

  • 工学教育・研究の実践(PEER):大学入学前及び高等教育レベルにおける公平且つ包括的な工学教育・研究に重点を置いた調査・ワークショップなどの活動を実施。
     

  • 工学における文化・倫理・社会・環境的責任(CESER):文化、倫理、社会情勢、自然・人工環境などが工学実践に及ぼす影響に関する理解を深めることを支援。
     

  • 全ての人々のための包括的・多様・公平な工学(IDEEA):青少年とその家族及び教育コミュニティを対象に、工学を探求し関与を深めてもらうためのアウトリーチプログラムの実施。
     

  • 複雑な統一可能システムに関するフォーラム(FOCUS):複雑な技術・社会システムに関する理解を深め、統一可能な管理アプローチを特定するために、複数のステークホルダーが関与するイニシアティブ。

 
2021年8月10日


National Academy of Engineering: 
National Academy of Engineering Introduces New Suite of Initiatives: Focus on People, Systems, and Culture


地域 北米
アメリカ
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